日本のテック企業が、グローバルエンジニアリングチームやパートナーを構築するうえで、生成型人工知能(AI)は強力なツールとなります。 HashigoテクノロジーズとIchizokuでは、日本のテック企業がより速くより質の高い成果をプロジェクトから生み出すことができるよう支援するために、AIを使った実験を行っています。 本記事では、生成型AIを活用することで、言語の壁を破り、効率的な知識共有を可能にしながら、エンジニアリングチーム内のチーム効率化を高めることができる理由、そしてその方法について探ります。

①生成AIで言葉の壁を破る

1. リアルタイムで翻訳できます。生成AIが即座に翻訳サービスを提供してくれます。
  • コミュニケーションプラットフォーム内にリアルタイム翻訳を組み込む
  • チームメンバー間の誤解を減らし、明瞭性を確保する 
  • 異なる言語を話すチームメンバー間の平等な参加を促す
  2. 多言語でのドキュメント化が可能になります。技術文書、仕様書、コードコメントの翻訳にも役立ちます。
  • 効率的な知識伝達を実施し、誤訳を最小限に抑える
  • コード書き換えの原因となる言語による誤解をなくす
  • プロジェクトの詳細に関する理解の共有化を促す
  3. 多言語対応のバーチャルアシスタントAIを搭載したバーチャルアシスタントが使えるようになります。
  • 言語固有の情報、リソース、ベストプラクティスに即座にアクセスできる
  • ナレッジベースから要件と次のステップを要約するようアシスタントに依頼することで、言語の壁を克服できる
  • リアルタイムのサポート、問い合わせへの回答、ルーチンタスクの自動化により、生産性を向上させる

②生成AIで効率的に知識を共有する

1. 自動要約を実現します。生成AIは、長い文書、技術報告書、会議の議論の要約に長けています。 チームメンバーは重要なインサイトに素早くアクセスできるようになり、時間の節約に役立ちます。
  • 複雑なアイデアや開発を素早く理解できるようになる
  • 情報の保持率を向上させ、議論中の積極的な関与を加速させる
  • 意思決定の迅速化
  2. インテリジェントサーチ&リトリーブが可能になります。多言語リポジトリから関連情報を探し出すことができます。
  • 技術リソース、コードスニペット、ベストプラクティスへの効率的なアクセスを可能にする
  • 重複した作業を削減する
  • 既存のプロジェクトやドキュメントに素早く慣れることで、オンボーディングエクスペリエンスを向上できる

③生成AIでチームの効率性を高める

1. 技術文書を自動生成して活用できます。
  • ドキュメント作成プロセスの高速化
  • さまざまなドキュメントで一貫したフォーマット、スタイル、用語の使用を保証する
  • 顧客からの問い合わせを自動化し、サポートスタッフの作業負担を軽減し、応答時間を改善する
  • コード変換を自動化し、異なるモジュール間でコードの一貫性を維持する
  2. コード生成と最適化に役立ちます。コードテンプレートの生成、既存コードの最適化、開発プロセスの合理化、潜在的なエラーの低減を実現します。
  • 高品質なソリューションをより効率的に提供する
  • より透明性の高い、コーディングのベストプラクティスを導入する
  • エンジニアの能力を補強し、より複雑な問題に集中できるようにする
  • コードエディター用のプラグインを活用し、構文、デバッグ、より深い探索を支援する
  • ユーザーの行動や大量のデータをより迅速に分析し、セキュリティ上の脅威を検知・防止する

まとめ

日本のテック企業がグローバルなエンジニアリングチームを作りやすくするために、AIがどのようにサポートできるかは無限の可能性に満ちています。ここで紹介した内容はまだ初期段階にすぎません。 グローバルエンジニアは多様なスキルを持ち、日本のテクノロジー企業が必要とするスキルギャップをより迅速に埋めるのに、AIは大いに役立ちます。 多くの日本のテック企業は、グローバルエンジニアをより頻繁に活用し始めていますが、まだ課題もあります。 生成AIは、それらの課題を解消し、負担を軽減してくれると期待していいでしょう。 IchizokuのCEO、Jay Revelsは以下のように述べています。
ハリニと私は、日本のテクノロジー企業がグローバルなエンジニアの才能に簡単にアクセスできるようにするためのツールの使い方について、よく話し合っています。 日本のテクノロジー企業がグローバルなエンジニアリングチームを構築するのを支援するために、AIが与える良い影響に期待しています。
Ichizokuは、日本のテクノロジー企業とともに、高いパフォーマンスを発揮するエンジニアリングチームを構築しています。 グローバルチームによるエンジニアリングパフォーマンスの強化をお考えの方は、こちらでお問い合わせ方法をご確認ください

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