今ある可観測性の製品群 – 特に従来のアプリケーションパフォーマンス管理(APM)製品は、現代的な開発者たちの期待に応えられていません。これらのレガシーなツールは、運用チームとインフラ チームがインフラストラクチャとサービスを稼働させ続けるために作られたものです。しかし、実際にコードを書く人々を助け、レイテンシーの問題を見つけて修正する段になると、これらのツールにはしばしば莫大な価格がかかるため、開発者たちは問題を探し回り続ける必要があり、開発の遅延を招きます。問題を見つけたら、ログ、各種指標およびトレースの間を行ったり来たりして、コードのどこに問題があるのかを突き止める必要があります。
自社アプリケーションのパフォーマンスを理解するために、APMツールが博士号を備えている必要はありません。
Sentryのアプリケーションモニタリングへの新しいアプローチは、実用的で手頃な価格であることに重点を置いており、実際の開発者向けに構築されています。
動作の遅いクエリであれ、タイムアウトして売上下落を招くリスクのある潜在的な支払いエンドポイントであれ、Sentry は複雑さを取り除き、分析を行い、すぐに対処できる最も重要なパフォーマンスの問題を明らかにします。
あらゆる規模で手頃な価格を実現
従来の APM ツールのほとんどは「すべてを取り込む」アプローチに重点を置いているため、ストレージコストが高騰、環境にノイズが増加し、ほとんどの開発者たちが分析する必要のない膨大な量のテレメトリデータを発生させます。一つのツールに数千万円(またはそれ以上)を投資する場合、面倒な作業はすべてツールが行うべきです。御社が自らデータを詳細に調べて潜在的な問題やその根本原因を見つける必要はありません。
私たちは異なるアプローチを取り、市場で最も手頃なAPMソリューションを構築しました。私たちは、ノイズを取り除き、パフォーマンスデータから最大限の価値を引き出すと同時に、その節約分を直接お客様に還元しています。その結果、現在Sentryの大容量ユーザーの月次トランザクションコストは20%以上減少しています。
まとめると、大量のデータがある場合、すべてを保存する意味はありません。全てを保存してしまうと、重複やノイズが発生し、コストがかかります。しかし、全てのデータがあることで、アプリケーション パフォーマンスの最も正確な視点を提供できることも私たちは知っています。プラットフォームを手頃な価格に提供するための新しいアプローチにより、御社が送信するデータが増えるほど、アプリケーションパフォーマンスのサンプルにおいて代表性を確保するために必要なデータ保存量が減少し、イベント毎のお支払い金額は少なくなります。
裏側では、長期保存や検索に必要なイベントがどれかを最適化しており、御社が利用規模を拡大すればするほど、その節約の効果が表れます。さらに重要な点として、Sentryは異常値についてはデータを捨てることなく捕捉し続け、最新リリース、重要なトランザクション、開発環境など、お客様が設定した優先順位に基づいて最も気になる問題を特定し、さらなる分析やトラブルシューティングに必要なデータにいつでもアクセスできるようにします。
この技術がSentryの現在および将来の製品にどのような影響を与えるか、まだ表面しか触れていませんので、詳しく確認したい方はこちらでディスカッション頂けます。
これらの新しい価格テーブルを利用するには、サブスクリプション設定ページに移動してプランを更新するか、[email protected]に連絡してください。
パフォーマンス監視をより使いやすく
ご利用の技術スタックに関係なくパフォーマンスデータに基づいた行動が取れるようにするために、よくあるパフォーマンスの問題を自動検出して通知する唯一のソリューションである Sentry が、より多くのフロントエンド、バックエンド、およびモバイルパフォーマンスの問題を検出できるようになりました。おなじみのエラーワークフローと同じように、ダッシュボードの情報を解読したりスパンツリーを調べたりする必要なく、画面上のフィードで実際に直接アラートを受けて問題を修正することが可能です。
おそらく、素材の圧縮が漏れたためかページの読み込み速度が低下、または、持続時間が 1000 ミリ秒を超えるSQLクエリを記述したために、ユーザーがロード中の回転アニメーションを延々と見続ける – このような新しいパフォーマンスの問題、レンダリングをブロックする大きな素材、遅いデータベースクエリ、およびメインスレッドのファイル I/O – これらの問題はイシューフィードに自動的に表示されるようになり、トリアージ、割り当て、そして問題を解決することで、顧客に影響を与えたり、アプリケーションをダウンさせるのを防ぐことが可能となりました。
今、私たちはSentryなしでは生きられません。 パフォーマンストランザクション内でイベントの詳細を確かめ、HTTPリクエストでデータベースで実際に何が起こったかを確認できます。これまでのようにパフォーマンスの問題に関するアラートを受け取り、そこからさまざまなログをつなぎ合わせて解決を試みるために時間を費やす必要はもうなく、このお陰で開発者の生産性が約 50% 向上し、開発者の時間を節約できます。
ブッチ・メイヒュー – Tilled社SREリード
Sentryの新しいPerformance Issues機能について、詳しくはこちらのブログ投稿をご覧ください。または既に Sentry Performance をご利用の場合は、ログインして issue.category:performanceでフィルター処理し、パフォーマンスの問題をすべて確認してください。
Performance Issuesでは、折りたたまれたスパン ツリーを提供して、問題がコード内のどこにあるかを特定するのに役立ちますが、問題を修正するためにさらに背景情報が必要な場合もあります。SentryのSession Replayを使用すると、ユーザーセッションをビデオのように再現し、ユーザーがパフォーマンスの問題に遭遇するまでに何を経験したかを正確に確認できるため、通常は再現が困難なレイテンシーの問題をトリアージして解決し、数日から数分に短縮できます。
例えば、リプレイのパンくずリスト内で、特定のページナビゲーション、ページの読み込み、およびユーザーが経験したLargest Contentful Paint (LCP) を把握できるため、例えば、チェックアウトフローで読み込みが遅い画像があり、その読み込みを待つためにユーザーがどれだけ苦痛だったかをすぐに確認することができます。
Session Replayを使えば、ページの乱れを視覚的に確認でき、どのコンポーネントが影響を受けたかをピンポイントで特定できるので、手作業でのデバッグにかかる時間を短縮することができます。
-Laszlo Gaal(lablab.ai)より
開発者たちのために作られたAPM
Sentryが他と異なる点は、開発者向けパフォーマンスモニタリングへのアプローチ方法です。パフォーマンスに関する私たちの哲学は、エラーに関するアプローチと同じで、問題を見つけ、優先順位をつけて修正し、可能な限り速く始めて終わらせることです。
もちろん、すべての御社のサービスにSentryを迅速に導入するのは、驚くほど簡単です。複雑なエージェントをインストールして保守する必要も、セットアップのために何ヶ月もかかるプロジェクトをサポートする専門サービスを雇う必要もありません。たった5行のコードで、自分で追加するだけで、数分でエラーやパフォーマンスの問題を確認できるようになります。
業界最高のエラー監視ツールと組み合わせ一つのプラットフォームとしてSentryを利用することで、GitHub、SlackやJiraなどの日常的に使用するツールとの親密なインテグレーション(連携)を活用しながら、フロントエンドからバックエンドまでの問題を簡単に追跡し、発生した問題を直ちに、それを解決できる人の元へ通知します。
最後に、私たちはオープンソース企業として、オープンな環境で保守・構築する開発者のコミュニティにコミットしてます。
私たちは、同じ志を持つ企業との連携や共同プロジェクトに積極的に投資を続けます。その最新の例がOpenTelemetry(OTel)のサポートで、OTelを実装したアプリケーションの開発者は、Sentryの最新のAPMを使って、監視データからアクションを取れるようになりました。
Golang、Node.js、Python、Ruby、および Java の通常サポートにより、Sentry はエラーをキャプチャし、それをOTelトレースデータと組み合わせて警告し、コード内の問題がどこにあるかを正確に追跡します。データをふるいにかけたり、複数のツールを切り替えたりする必要はもうありません。必要な答えを確認し、より迅速に修正するだけです。
APMの未来を再定義
今後数か月間、およびそれ以降も、開発者たちが重大なパフォーマンスの問題を発見し、緊急性の高い問題をより迅速に解決できるようにすることに私たちは引き続き注力していきます。
Sentryの性能を試すお客様の声を私たちは聞きたいと思っています。Discord、GitHubで連絡するか、直接メールを[email protected]に送り、体験とフィードバックを共有してください。
今後の予定や、他のお客様が SentryのAPM をどのように使用しているかについて詳しく知りたい場合は、私たちの顧客であるTilled社と、Sentry のアプリケーション監視の構築を担ったエンジニアリングディレクターであるアダム・マッカーリーとのワークショップに登録してください。
Sentryは、アプリケーションコードの健康状態を監視するために不可欠なツールです。 エラー追跡からパフォーマンス監視までをカバーし、開発者たちはフロントエンドからバックエンドまで、アプリケーションについてより明確に把握し、より迅速に問題を解決し、継続的に学習することができます。 世界中の350万人を超える開発者たちと 85,000 を超える組織に愛されている Sentry は、Disney、Peloton、Cloudflare、Eventbrite、Slack、Supercell、Rockstar Games など、世界で最も有名な企業の多くにコードレベルの可観測性を提供しています。
毎月、インターネット上で最も使われている製品から数十億件の例外処理を行なっています。
IchizokuはSentryと提携し、日本でSentry製品の導入支援、テクニカルサポート、ベストプラクティスの共有を行なっています。Ichizokuが提供するSentryの日本語サイトについてはこちらをご覧ください。またご導入についての相談はこちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。