Article by: Sergiy Dybskiy(読了時間:7分)
ユニットテストを書くことにわくわくしていた(あるいは、キャリアの段階や勤め先によっては憂鬱だった)頃を覚えているでしょうか。あるいは、ユーザーが遭遇するユースケースをすべて網羅していると確信していた E2E テストや統合テストで、細部に汗を流していた頃を。
最近では、多くの UI が 1 つの入力フィールドと、UI と同じ価値を届けると約束するエージェントへと、少しずつ置き換わりつつあります。しかも「Jarvis」のようなエレガントさと駄洒落っぽさをまとって。
私たちは SOUL.md を練り、MEMORY.md を練り、システムプロンプトを練ります。ユーザーが実際にエージェントとやり取りする方法とは違うと分かっているプロンプトで eval を組み立て、それでも分かっているふりをします。しきい値を設定し、確信度スコアが満足のいく値で返ってくれば、承認してデプロイする。これで仕事は完了ですよね?
いえ、そうとも限りません。
Sentry は今週 AI Engineer World’s Fair に参加しており、私は参加者が自分の予定を組み立てられるよう、エージェント付きの小さなスケジュールビルダーを作ることにしました。(スピーカー、トーク、トラックのデータ、さらには embedding まで提供してくれた Swyx に感謝します。)
ある程度スケールさせたかったのですが、AI SDK と Vercel の AI Gateway のおかげで、匿名の訪問者にはオープンウェイトで非常に安価なモデルを、サインアップしたユーザーにはより強力な SOTA 級のモデルを使うようエージェントを設定するのは、かなり簡単でした。
ツール呼び出しと優れたシステムプロンプトがあれば、小さくても賢いモデルがハルシネーションを起こすはずがない、ですよね??

「有名な登壇者は?」
このアシスタントにはルーターがあり、各質問を読んで「info」パスと「search」パスのどちらかに振り分けます。
私の登壇者に関する質問は info パスへ送られました。このパスが持つデータツールは getTracks ただ 1 つで、getTracks が返すのは、これがすべてです。

FAQ
■ AI エージェント向けのモデルはどのように選べばよいですか?
コスト、品質、速度、可用性のトレードオフです。安価なモデルやオープンモデルはコストを抑えられますが、指示への追従は不安定になりがちです。フロンティアモデルは費用が高く、レイテンシも増します。正解は、その向こう側にいるのが誰で、間違った回答が実際に何を犠牲にするのかによって決まります。
■ eval でエージェントのハルシネーションを検出できますか?
多くの場合、捉えることが可能です。回答がツールの出力またはデータベースに存在するエンティティしか参照していないことを検証する groundedness チェックは、多くの捏造を捉えることができ、通常のテストとして書くことができます。eval にできないのは、あるモデルのコストと品質のトレードオフが、特定のティアにとって許容できるかどうかを判断することです。
■ AI エージェントを spot-check するとはどういう意味ですか?
個々のエージェントのトレースを、すべてのツール呼び出しとそのツールが返したデータも含めて手作業で読み、エージェントが正しいことをしたかどうかを判断することです。自動化されたスコアではなく、手動のレビューです。
■ ツールが呼ばれたことは、なぜ回答が根拠づけられている証拠にならないのですか?
ツールを呼び出したからといって、回答がそのツールの出力を使ったとは限りません。エージェントはツールを呼び出したうえで、返ってきた内容を踏み越え、足りない部分を学習データから埋めることができます。ツールが実行されたことを確認するだけでなく、ツールの出力そのものを読まなければなりません。
■ AI エージェントはなぜ偽の名前や出典といった情報を作り出すのですか?
たいていは必要なデータがツールの返した内容の中になく、モデルが「見つかりません」と言う代わりに、その空白を学習データから埋めてしまうためです。安価なモデルやオープンモデルは、根拠づけの指示に従うのが不安定なため、この傾向が強くなります。対策は組み合わせです。質問が実際に答えられるツールに届くようルーティングを整えること、ツールが返さなかったものを名指しすることを禁じるプロンプトを書くこと、そして CI に groundedness チェックを入れることです。
Original Page: Reading the agent traces is how you make the call your eval can’tReading the agent traces is how you make the call your eval can’t
IchizokuはSentryと提携し、日本でSentry製品の導入支援、テクニカルサポート、ベストプラクティスの共有を行なっています。Ichizokuが提供するSentryの日本語サイトについてはこちらをご覧ください。またご導入についての相談は「お問い合わせ」からお気軽にお問い合わせください。



