【Seer Agent】大型アップデート

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Sentryプロジェクトのあらゆる情報に問い合わせできるフレンドリーなAIエージェント、Seer Agentをリリースしてから、今日(2026年9月30日)でちょうど5か月になります(厳密には5か月と1日前ですが、誤差の範囲ということで)。その間、社内でもSeer Agentとたくさん会話してきました。最近SNSでそのやり取りを見かけた方もいるかもしれません。Seer Agentは今や、デバッグのワークフローや機能改善のプロセスに欠かせない存在です。

目標は一貫して、Seer Agentにもっと多くのことを任せられるようにすることでした。より多くのタスクをこなし、より多くのデータを集め、真っ先に頼れるデバッグアシスタントになること。今回、その目標に一歩近づく新機能を発表できることを嬉しく思います。

Sentryプロジェクトでできることが増えました

これまでSeer Agentは、主に情報を集めるためのツールでした。もちろん、Seer AgentのアラートからSeer Autofixを起動することはできましたが、Sentry上で代わりに操作してもらおうとすると、たいていこんな返答が返ってきていました。

これではもどかしいですよね。データにアクセスでき、その使い方もわかっているのに、なぜ手伝ってくれないのか。でも、これからは手伝ってくれます。Seer AgentがSentry APIを直接操作し、ユーザーに代わって書き込み操作を実行できるようになりました。Seer Agentに任せられることの例をいくつか紹介します。

 

これだけ機能が増えると、Seer Agentにどんな権限があるのか気になるかもしれません。Seer Agentの権限は、デフォルトでユーザー本人と同じレベルに設定されています。適切な書き込みスコープが確認できない場合は、タスクを実行する前に明示的に許可を求めます。また、この権限は1回のチャットを超えて持ち越されないため、Sentry組織への恒常的なアクセス権をSeer Agentに与えてしまう心配もありません。

より多くのソースからデータを収集

Seer Agentを紹介した記事でも触れたとおり、アプリケーションで起きる問題が、必ずしもSentry内のIssueとして表れるとは限りません。フロントエンドにもバックエンドにも多くの構成要素があるため、エージェントが限られた範囲でしか動けないと、何が問題だったのかを正確に突き止めるのは難しくなります。

Seer Agentは、Sentry内のさまざまなデータを結び付けて全体像をつかむのが得意です。ただ、問題を完全に診断するには、アプリケーションの外にある情報が必要になることもあります。ネットワークに問題はないか。データベースがボトルネックになっていないか。ホスティングのリソースを使い切っていないか。こうしたデータはSentryでは取得しません。そもそも、そのために作られたものではないからです。

とはいえ、これらが重要な情報であることに変わりはありません。そこで、Seer Agentがインフラのデータも取り入れてIssueを診断できるようにしました。

まずはDatadogとGoogle Cloud Platformから、新しいSeer Connectors画面で外部の監視プラットフォームをSeer Agentに直接接続できるようになりました。Seer Agentはそれらのツールのデータを読み取って診断に活かし、アプリケーションのフロントエンドとバックエンドの両面から分析を検証できます。

接続の設定について、1点注意があります。現時点ではOAuthに対応していないため、代わりにAPIキーが必要です。接続を設定するSentry管理者が、必要な環境へのアクセス権を持っているか、必要なキーを受け取っているかを事前に確認しておくとよいでしょう。

ラバーダックからフルタイムのアシスタントへ

今回のアップデートは、Seer Agentにとって大きな進化です。これまでSeer Agentは、デバッグのラバーダックとして力を発揮してきました。Issueについて話したり、アプリケーションのパフォーマンスを掘り下げたり、質問に答えたりと、何でも気軽に相談できる壁打ち相手です。誰でもときには良いラバーダックが必要ですが、それが最終的なゴールだったわけではありません。思い描いていたのは、インシデントが起きたその瞬間だけでなく、日常的にサポートしてくれるフルタイムのデバッグアシスタントとしてのSeer Agentです。

では、実際にはどういうことなのか。新しい機能によって、たとえば次のようにSeer Agentとやり取りできるようになります。

「Seer、Sentryプロジェクトを確認して、Issueを深刻度ごとに整理してください。優先度を更新して、それぞれのIssueを最も関係の深いエンジニアにアサインしてください」

「Seer、すべてのSentryプロジェクトをまとめて見られるダッシュボードを作ってください」

「Seer、すべてのAPIルートを確認して、トラフィックが特に多いものにメトリクスモニターを作成してください」

ここで挙げたのはほんの一例です(ほかの例はSeer Agentのユースケースのレシピをご覧ください)。要するに、Seer AgentはSentryプラットフォームとより緊密に統合され、AIアシスタント本来の形でユーザーに代わって動けるようになった、ということです。

今後について

ぜひ試してみて、感想をお聞かせください。Seer AgentはSentryのUIから直接使えるほか、Slackインテグレーションを有効にすればSlackからも利用できます。

Seer Agentは現在ベータ版で、すべてのユーザーが無料で利用できます。詳しくはSeerのドキュメントをご覧ください。

 


 

 

Original Page: Big improvements to Seer Agent

 




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