Article by: Amir Mujacic
要約
Perforce と Sentry の連携
ゲーム開発、VFX、あるいは大容量のバイナリアセットを扱う業界で働いているなら、あなたのコードベースは Perforce P4 上にある可能性が高いでしょう。Perforce P4 は、世界でも最大級のゲームやクリエイティブプロジェクトを支えるバージョン管理システムです。そして、これまで Sentry が正式サポートしていなかった最後の主要 SCM のひとつでもありました。
本日(2026年4月29日)、その状況が変わります。Sentry + Perforce P4 integration が、すべての Sentry organization 向けに正式リリースされました。
利用できる機能
この integration により、P4 サーバーを Sentry と直接接続できるようになり、Git ベースのチームが長年利用してきた、ソースコード連携型のデバッグワークフローを利用できます。
- スタックトレースリンク — エラーのスタックトレースから、対応するファイルを Perforce P4 depot や P4 Code Review(旧 Helix Swarm)インスタンス上で直接開けます。
- コミット追跡 — Perforce P4 changelist を Sentry release に関連付けることで、どのコードがデプロイされたのかを正確に把握できます。
- suspect commit の特定 — Sentry が、どの changelist がエラーを引き起こした可能性が高いかを自動判定し、トリアージ時間を短縮します。
- 担当者候補の提案 — changelist の author 情報をもとに、担当者候補を提示します。最後にそのコードへ変更を加えた人物が優先的に表示されます。
- P4 Code Review(旧 Swarm)連携 — コードレビューやブラウザベースの depot 閲覧に P4 Code Review(旧 Helix Swarm)を使用している場合、Sentry から直接リンクできます。スタックトレースリンクをクリックすると、P4 Code Review の Web UI 上で該当ファイルが開くため、レビュー担当者や調査担当者は、ローカル workspace を用意せずに、エラーから直接コードへ移動できます。
オンデマンドのソースコンテキスト表示
ベータ期間中にもっとも多かった要望は、「コードを見せてほしい」というものでした。これまで、ネイティブクラッシュ時にソースコードを表示するには、ユーザーが source map を Sentry へアップロードする必要がありました。source map がない場合でもスタックトレース自体は表示できましたが、ソースコードのコンテキストまでは確認できませんでした。

オンデマンド SCM ソースコンテキスト機能では、Sentry が Perforce P4 depot からソースコードを直接取得し、スタックトレース内へインライン表示します。クラッシュダンプやエラーレポートにソースコードが埋め込まれていない場合でも利用可能です。in-app frame を展開すると、Sentry が該当コード行をその場で取得し、エラー発生行をハイライト表示します。

これは特に、ミニダンプやクラッシュレポートにソースコンテキストがほとんど含まれないネイティブゲーム開発のワークフローで効果を発揮します。IDE に切り替えたり、手動で p4 print を実行したりする代わりに、コードがそのまま issue 内に表示されます。
仕組み
セットアップは数分で完了します。
- サーバーを接続する — Settings > Integrations > Perforce に移動し、認証情報を入力します。
- コードマッピングを設定する — Sentry プロジェクトと Perforce P4 depot を対応付け、パス変換を設定します。
- ソースコンテキストを有効化(任意) — プロジェクトの General Settings で SCM source context を有効にすると、スタックトレース内にインラインでコードが表示されます。

Sentry は P4Python ライブラリを通じて Perforce P4 サーバーと通信し、p4 depots、p4 changes、p4 print といった軽量な読み取り専用コマンドを実行します。各 organization は分離された認証情報を保持し、LDAP 環境向けにはパスワードベース認証と事前生成された P4 ticket の両方をサポートしています。
導入方法
ベータ期間中、私たちは複数のゲームスタジオと協力しながら、実際の Perforce P4 環境に対してこの integration をテストしてきました。その中で、P4 trust や ticket ファイルの分離に関する同時接続の課題を解決し、単一プロジェクトから多数のプロジェクトが同一または複数のサーバーに接続するケースまで、接続が安定し独立して動作するように調整しました。
Perforce integration は現在、すべての Sentry organization で利用可能です。
ご質問やフィードバックがあれば、ぜひお寄せください。
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- gaming-updates@sentry.io までメールでお問い合わせください
Sentry を初めて使う方へ
Original Page: Sentry’s integration with Perforce is now generally available
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